2021/11/09 19:28



提携商社と一緒にコスタリカのリベンスマイクロミルとお付き合いを始めてもう7年目になる。
最初にお取り引きさせて貰った時には大学生だった息子さんがしっかりと農園の切り盛りをし、労働環境の底上げを目指している。地域農園を束ねて規模を拡大し、新たな投資を行ってマイクロミル化すること、そして新たなプロセスの確立により、豆の差別化を実現してCOE で入賞することを通じて、ブランド化および地域のテロワール化を実現した。その結果、単価の向上を可能にし、海外のディストリビューターとも直接に取引を行って地域ぐるみの収入向上を実現している。

具体的には、地域の農園からコーヒーチェリーを通常より15%くらい高く引き取っている。このことが取引を長続きさせ、地域全体で潤おうことで、サステイナブルな好循環を生み出すことができ、地域創生に貢献できる仕組みとなっている。

またリベンスマイクロミルには隣国のニカラガ・パナマから季節労働者が50人程度来る。彼らは本国では1日に8時間労働で4ドルしか稼げないが、リベンスマイクロミルでは20ドル稼ぐことができる。このコーヒー豆単価の上昇が、サステイナブルな労働者確保の仕組みにもなっている。